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お便り

【生産者訪問】喜・喜・緑さん ~生産のプロが感じるサントリーフラワーズの魅力~

SUNバディの皆さんこんにちは!
春のガーデニングシーズン真っただ中、園芸売り場にも一年で最も多くの花苗が並ぶ季節ですね。たくさんの新しい花苗をお迎えした方も多いと思います^^

今回はその花苗をつくっている生産者さんの農場を訪問し、「プロ目線で見たサントリーフラワーズ品種の魅力」についてお聞きしてきました。
とても貴重なお話しが盛りだくさんなので、ぜひ最後までご覧くださいね!


丁寧に育てる花苗が人気!八ヶ岳山麓の「喜・喜・緑」さん


サントリーフラワーズでは、全国の素敵な生産者に花苗や野菜苗の生産をお願いしています。

その中で今回お邪魔したのは、長野県に農場をかまえる「喜・喜・緑(き・き・みどり)」さん。一年草を中心に少量多品種の花苗をつくられており、その丁寧な苗づくりで、全国の有名園芸店から高く支持されています。

サントリーフラワーズのメンバーで訪問しました!

園芸業界内では有名な喜・喜・緑さんですが、生産者として裏方に徹しているため、これまでメディアに出ることはほとんどなく、そのお話を聞けるのはとってもレア!

サフィニア苗が最高の状態で出荷されようとしている5月中旬、喜・喜・緑の岩田さん夫妻を訪ねました。


最良の環境ではない農場を逆手に取り、夫婦二人三脚の生産をー。


喜・喜・緑の岩田さん夫妻。出荷目前のサントリーフラワーズの苗を手に

農場がある長野県富士見町は、八ヶ岳山麓の冷涼な気候が花苗づくりに向いていることから、たくさんの生産者さんが集まる花苗産地です。

ところが、喜・喜・緑さんのハウスがある場所は冷涼な気候とはいえ、周囲を山に囲まれて風通しはそれほど良くなく、花苗生産に最良の立地とはいえないそう。

今現在、2棟のハウスを切り盛りするのは岩田さん夫妻だけ。10年ほど生産を支えてくれた頼りになるパートの方が都合で手伝えなくなり、この春は植え付けから出荷まで基本すべてを2人でこなされています。

「なぜあえて、最良の立地ではない場所で2人だけで生産を?」

そんな素朴な疑問の答えの中には「店頭でもユーザーのもとでも元気な花苗を」という想いと、それを下支えするサントリーフラワーズの品種の力がありました。
ここからはインタビュー形式で、岩田さん夫妻のお話をご紹介していきます。


花の表情を見わたせる範囲で、植物と対話しながらの苗づくり


喜・喜・緑の岩田充倫さん

ーー生産から出荷までを、夫婦2人だけでこなされています。

本当に2人だけなので、春の出荷時期はてんてこまいですね(笑)。ただ、僕たちには自分の目で花苗を見渡せる、この規模での生産スタイルが合っていて。

毎年同じ品種を生産していても、データ通りに管理すればいいかというとそうでもないんです。苗の状態は日々変わるので、花苗の表情を見て、「この子は今、水を欲しがっているな、肥料を欲しがっているな」と、出荷するまで毎日花苗と対話しています。

やっぱり相手は生き物なので、花と毎日向き合うことが、自分たちが納得できる苗づくりには欠かせません。
そういった意味では、一般のガーデニング好きの方が、日々お庭やベランダで花の状態を観察して、お手入れする感覚に似ているかもしれませんね。

ひとつひとつの苗と丁寧に向き合う岩田さん

ただ、生産者にもいろいろなタイプの方がいて、うちのように小規模のスタイルもあれば、大規模な農場で安定的にたくさんの苗を生産する方もいます。
どちらが良い悪いではなく、どちらも必要で、さまざまなスタイルの生産者の力が合わさることで、ユーザーの皆さんに、季節の花苗を安定してお届けすることができています。

ーーご夫婦で担当する植物を分けているそうですね。

奥さんは比較的時間をかけて育てる植物が得意で、ボンザマーガレットやマックスマム、ニチニチソウのフェアリースター、フクシアのエンジェルス イヤリングなどは、彼女が作るとすごく綺麗に仕上がります。
僕はせっかちなので(笑)、生長が早い植物が得意。サフィニアやミリオンベル、ビオラのフィオリーナやミルフルなどですね。
僕と奥さんでそれぞれ1棟ずつハウスを管理しているので、仕事中は適度な距離感。おかげで喧嘩もしませんよ(笑)。

フェアリースターのプラグ苗をポットに植え付ける奥様の良子さん

 


店頭でもユーザーのお庭でも元気な「芯の強い」苗を


ーー喜・喜・緑さんの苗づくりのこだわりについて教えてください。

目指しているのは「見た目は可愛く、中身は芯の強い苗」。
農場を巣立った苗たちは、店頭やユーザーのもとで、さまざまな管理をされると思います。水やりの頻度や肥料の与え方、植え替える土まで、農場で育てている時とは環境が変わるのが普通ですよね。

そうした環境の変化にもへこたれない芯の強さがあり、なおかつポット苗の状態でも「可愛い!」と手にとってもらえるような苗づくりを意識しています。

販売店やユーザーがどのタイミングで水やりをしても苗が傷みにくいよう、生産では水抜けしやすい土を使用

農場は周りを山に囲まれていて風通しが良くないのですが、そこまでいい条件じゃない農場だからこそ、生産時とユーザーの手元にわたった時の環境落差も軽減できていると思います。

ポット苗でもこの可愛さ!ギュッと株が締まったミリオンベル アンティークピーチ

ーー手塩にかけて育てるけど、甘やかしすぎないんですね。

はい。ただ、それにはやはり、品種の力があってこそなんです。サントリーフラワーズさんの品種を生産しはじめた理由もそこにあります。


生産のプロが感じるサントリーフラワーズの魅力って?


出荷前のサフィニア パープル

ーー生産のプロであるお二人が思う「サントリーフラワーズの魅力」とはどんなところでしょうか?

サントリーフラワーズさんの品種は「そこまで完成度をあげるんだ!」と驚くほど、育てやすさや見た目の美しさなどを徹底的に追及していて、品種力が抜群に高いんです。

例えば、サフィニア苗の出荷時に徒長した茎があって切ったとしても、下から新芽が次々出てくるので株が弱ることがありません。安心して草姿を整えて出荷できます。

出荷前に苗の草姿を整える岩田さん
たくさんの新芽がついたサフィニア苗

これが弱い品種だと、「徒長部分を切ると株が弱っちゃうかな」と不安になりますが、それがない。

これは生産者に限らず、ユーザーの皆さんの管理下でも同じで、サフィニアなら難しく考えず適当にピンチしても、ちゃんと芽吹いてくれる安心感がありますよね。

ーー生産者さんにもユーザーにも喜ばれる品種を生み出せているのはうれしいです。

例えば栽培が難しい品種を、生産者が匠の技で良い苗に仕上げたとしても、ユーザーのもとでは上手く育たないことが多いですよね。
サントリーフラワーズさんの品種は、初めてガーデニングにチャレンジする方にも育てやすいですし、一方で手をかければかけた分、それに応えて美しくなるポテンシャルがある。

生産者としても、サントリーフラワーズさんの品種は多くの優れた生産者がつくっているので、自分の腕の見せどころにもなります。


30年以上愛される品種には、それだけの理由がある


長く愛される品種には、必ず理由がありますよね。ガーデニングは成功体験が大切とよく言われますが、きれいに咲くと「次も育てよう」というモチベーションになる。その成功体験が多い品種ほど、長く愛されているのかなと。

30年前のガーデニングブームの火付け役となったサフィニアが、今も現役ばりばりでリピート買いされているのがなによりの証拠ですし、さらに進化しつづけて、サフィニアアートなど新しいシリーズで新たなファンも生まれていますよね。


遺伝子を守り、新しいワクワクを見せてくれる


少し業界的な話になりますが、サントリーフラワーズさんって保有している品種の遺伝子の量が圧倒的ですよね?

今はもう売られていない品種の遺伝子も大切に受け継ぎつつ、新しい品種を生み出して物語の続きを見せてくれているというか……ちょっと格好良く言いすぎでしょうか(笑)。

岩田さんが作ったコロロ ジャンボの苗と見本鉢

コロロ ジャンボなんか、最初に見た時、生産者も園芸店もみんなが「え~!」って驚きましたもん。こんな品種を生み出せるんだって。

その驚きや感動が大事で、生産者や園芸店も、「このワクワクを最大限良い形でお客さんに伝えたい!」という熱量につながるんですよね。


生産・店頭・お庭、どの段階でもロスが少ない苗


フェアリースターのプラグ苗をポットに植え付け。苗づくりのスタートです

あと、普段はあまり意識されないことかもしれませんが、残念ながら花苗ってロスがつきものなんですね。
生産時にうまく育たなかったりとか、店頭で傷んでしまったり、ユーザーさんがお庭で枯らしてしまったりして、仕方なく廃棄せざるを得ないこともあります。

その点でもサントリーさんの品種は優れていて、たとえプラグ苗が多少傷んだ状態で届いても、品種としての完成度が高いのでちゃんと回復して、出荷できる花苗に育ってくれます。
生産でもロスが出にくい、店頭でも管理しやすい、ユーザーさんも育てやすい。どの段階でも棄ててしまう苗が少ないというのは、世の中の流れ的にも合っているのではないでしょうか。


良い苗の選び方より、信頼できる品種を知るほうが成功の近道!


ーー生産者から見た良い苗の選び方ポイントはありますか?

もちろんありますが、元気に育てるためには苗の良し悪しより「その苗が信頼できる品種であるか?」の方が重要だと思います。

極論をいえば、徒長した状態の悪いサフィニアの苗を買ったとしても、ピンチすればちゃんと元気に芽吹き返してくれます。それが信頼できる品種ということです。
逆に苗の選び方は、お客さんが「あ、この苗いいな」と感じた苗を選ぶのが正解なんじゃないでしょうか。苗に呼ばれたというか、何か気になるポイントがあるからこそ手に取ったと思うので。

喜・喜・緑さんの花苗ポットは、奥さんの良子さんが描いた笑顔のロゴ入り。園芸専門店で見つけたら手に取ってみてくださいね

まとめ


出荷ピークのとても忙しい時期にも関わらず、取材に御協力いただいた喜・喜・緑さん、本当にありがとうございました!

ちなみに、 "喜・喜・緑" という屋号には、苗も、それを選んでいただくお客様も、自分たちも、喜びの中にいられるように…という思いを込めてつけられているそうです。

今回は、普段なにげなく目にしている花苗も、生産者さんの努力や想い、品種の力などがひとつの線でつながって、皆さまにお届けすることができているというお話でした。
店頭で苗を手にする時、その背景にも想いを馳せてもらえたらうれしいです^ ^

▼喜・喜・緑さんのサントリーフラワーズ苗を販売する園芸専門店はこちら!
ガーデンガーデン愛子本店(宮城)
イケダグリーンセンター (群馬)
サ・ガーデン本店(神奈川)
ザ・ガーデン港北ニュータウン店(神奈川)
ザ・ガーデン多摩店(東京)
ナカツタヤガーデンストリート(長野)
カワシマ種苗(滋賀)
ガーデン青山(京都)
ヤナイ園芸(山口)
エコマルシェオニヅカ(福岡)
第一園芸センター(佐賀)
ガーデンカルチャー幸田(長崎)


おまけ


農場には癒しのニャンコちゃん「カタマル」と「オジサン」の2人もいました^ ^
生産者さんの農場では不思議と猫ちゃんを見ることが多く、ほっこりします。

おわり。

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5 件の返信 (新着順)
とぅとぅ バッジ画像
2024/06/06 16:29

あっ👀この笑顔のロゴ花苗ポットうちにもある!と思ったらよく行く園芸店さんが喜・喜・緑さんの苗を販売されてました🤗
花苗を選ぶときにこのポットは可愛いなぁ、そしてよく育っている苗だなぁといつも思っています💫
園芸店さんの管理が良いからと思いがちでしたが、生産者さんが小さな苗と毎日対話しながら育ててこられた気持ちがずっと繋がってるんですね😌
私の手に届くまでのすべてのご縁に感謝して、大切に育てようと思います🌱🩷

いちご バッジ画像
2024/05/31 22:35

素敵なストーリーですね😊
サントリーさんのお花は信頼できる品種
そう私も思います😍
素敵なお話をありがとうございます💕

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退会したユーザー
2024/05/31 17:59

こんなふうに一つ一つの苗と向き合って、強い苗に育ててくれているのですね🌱✨有り難いです😊
サフィニアパープル🌼ずっと大好きで、今年もお迎えしました。
喜·喜·緑さんや育ててくれている生産者の皆さんに感謝しながら、大事に育てたいです✨

おふたりで管理されてるなんて
すごいです。
苗選びのお話
とても参考になりました。
ありがとうございました。

さくら
2024/05/31 14:00

生産者さんにも信頼されているサンフラさんのお花なんですね💕
喜・喜・緑さんの苗の販売店が近くに無いのが残念です🥹